ウコン茶の製造で使われる糸状菌は、糸状の菌糸(きんし)で生活する微生物で、単細胞性で生活する酵母やキノコとともに真菌類の仲間です。
一般的にはカビという認識で「カビ」と聞くとあまりイメージは良くないかもしれませんが、鰹節やチーズなどカビを利用する食品も昔から身近にあるものです。
糸状菌の働き
ウコン茶の製造で使われる糸状菌糸状菌はしょうゆ、みそ、納豆、お酒作りなどの発酵食品や医薬品の生産などに使われる微生物です。人々の日常の暮らしになくてはならない存在で、特に日本では2000年以上前からみそやしょうゆなど発酵食品の製造に関係する非常に身近な菌類です。
糸状菌の仲間の真菌類は現在のところ約8万種が確認されており、糸状菌を使って生成される医薬品では抗生物質の「ペニシリン」が有名ですね。
ウコン茶で糸状菌の働き
ウコンを3週間以上時間をかけ糸状菌で熟成醗酵させたもので、ウコンの水溶性化に成功した我が国初の特許製品です。
- 吸収されやすい
糸状菌発酵ウコンは糸状菌発酵により水溶性となっておりますので、通常は水に溶けにくいウコンを水溶性にしクルクミンの吸収力がUPしました。 - 苦みを軽減
糸状菌発酵により従来のウコン特有の苦みが分解されのみやすくなりました。 - 抗酸化作用
糸状菌発酵によりカルシウムが8倍、セレン・亜鉛などの微量元素が含まれ、抗酸化作用は従来のウコンの7倍、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えます。
※発酵と醗酵の違い
意味合いは同じで、もともと醗酵という文字が使われていましたが簡略盛れ発酵という文字も使うようになったようです。どちらも同じ意味です。